趣味と実益って

私が子供の頃、家族や親戚毎年出かけていったところのお話。

ゴールデンウイークの前後の日曜日には毎週車で1時間くらいかかる山へ。
春は山もとっても気持ちが良くて遠くでカッコウが鳴き、今思い出しても草のにおいがして来そう。
行ったのは放牧場のある山だったから、牛がいたりあひるがいたり。

夏には小さな頃には朝から海へ中学くらいになってからは夕方の海へ。
いとこが集まって結構何回もいった記憶があるな。

冬にはスキー。やっぱり車で1時間はかかる山へ。春に行った山の近くのスキー場のこともあった。
スキーはそんなに何度も行かなかったような気も。

冬は別として、春の山と夏の海で必ず父が言ったせりふは
「趣味と実益」

春は道無き山を登ったり下ったりしながらの山菜取りが目的。
子供のほうが目がいいから親よりもたくさん取れたりして。
後で、あそこにあったとか、ここにあったとか自慢しながら、子供でもとても楽しめる山菜取りだった。
春の新緑の空気を吸いながら、今思うとついでに体力つくりも兼ねていたのかな。
そういえば、「足が付いていかなくなったなぁ」なんて言ってたっけ。

夏は波に揺られながらの貝とりが目的。
まあ、まだ私が小さかった頃は海遊びが主で、貝を採るほうが従だったような気もするけれど。
中学以上になった頃は夕方によく貝を採るために海に行った。
これも、夕凪の時にはよく目を凝らすと貝の口が砂の中に見えて、足で探る両親は、横でゆっくり歩いていたと思ったらいきなり手を海に突っ込んで貝をとる私を見てびっくりしてたこともあった。

とった山菜や貝は下処理を母がして次の日くらいには夕飯に。

こういう体験って、なかなか自分の子供にはさせてあげていないな。とつくづく思う。
私の親の趣味と実益はなかなかいいものだったんだな、と、改めて思った。

それに比べて私の趣味と実益は・・・。
背中のほうで子供が遊んでいる中でパソコンに向かう私。
うーん、どう考えたって健康的ではないな。